子どものケータイ・ネット利用一緒に考えてみませんか?

指導編

指導編

いろいろな指導方法

メディアであるケータイの指導には、様々な目的が存在します。最も分かりやすい指導が、直接的指導、又はリスク教育と呼ばれるものです。具体的な問題事例を使い、どこが間違っていたか、どうしたらよいかなどを考えさせ、最終的に「悪口は送らない」「個人情報は発信しない」などの模範解答を示す方法です。これはとても分かりやすい反面、具体的過ぎてしまい学習の効果が限定的になるか、ありきたりの答えに陥ってしまう点が問題と言えます。
他の指導方法として、メディアリテラシーが注目されています。事例ではなく、メディアの構造や科学的な理解を目的とした指導が特徴です。リスク教育では「個人情報を送ったら悪用されるから危ない」と説明する部分を、「なぜ個人情報を送りたくなったのか?」というような問を立てながら、問題の原理を考えます。
ユーザーの人格形成や社会性の学習も、ケータイの利用に関わる重要な指導になります。想像力やコミュニケーション能力は、経験的に学習することが重要です。つまり、画面上のやり取りだけでなく、実際に体験を通じて人の心の痛みを理解したり、よりよい関係性を築く為のかかわり方を考えたりするのです。これまでは自然と体験できていたことも、遊びや会話のデジタル化によって、体験型指導が注目されるようになったのです。ノーメディアデーや、デジタルデトックスなどもその一つです。

 

段階的指導目的の設定

教育の最大の目的は、その時代を生きる能力を持った人材を育成し、社会をより良い方向へ発展させることです。最初は言うことを聞かない小さい子どもも、教育を受けることで知識を得て、他者を理解し、物事に疑問を持ち、自ら率先して考え、課題に取り組むことができるようになります。ケータイの指導においても、最終目標は、「自ら考え情報を選択し、より良い人生を送ることが出来る自律したユーザーの育成」ということになるでしょう。今後ますます多様性が認められる社会において、自分の考えを持ち、自発的に社会に参加していくことは、必須の能力となるでしょう。
ところが、こうした人材はすぐに育つものではありません。成長に応じて指導目標を定める必要があります。まずはじめはリスクに対する指導が分かりやすいでしょう。実生活と異なり恐怖体験から学べないネットのリスクは、「とにかく危ないよ」と伝えることから始めるのが無難です。
次に、「なぜ危ないのか?」「何が問題なのか?」を考え始めます。なんとなく危ないという気持ちから、疑問を持たせ考えさせるのです。最後は「自分はどうしたいのか?」自分なりの考えや社会参加意欲を育てます。

 

学校・家庭・地域の三者連携の意味は?

「子どもが関わる問題は、学校・家庭・地域の連携で・・・」とよく言われますが、具体的に三者はどのように関わりを持てばよいのでしょうか?学校では、「ケータイを持たせた親が指導すべき」と言い、家庭は「友達との連絡や、それに伴うトラブルは家庭では手に負えない」と言い、地域は関わる機会を持てない状態がよく見られます。このような構造になる理由は、子どものケータイ利用問題を、トラブル対処という点で指導しようとするからだと考えられます。子どもにケータイを持たせること自体は特に何も言わず、問題が起きた時の対処方法において指導や責任を考えるため、「与えた親の責任」VS「実際にトラブルに関わるクラスメイトとの関係を調整する学校の役割」という対立になってしまうのです。
そこで、指導の目標を大きく変更し、「どのような子どもを育てたいのか」を考えてみましょう。すると、自律した情報選択能力の高い子どもの姿が想像できると思います。つまり、トラブルの原因となる誤解や信頼関係構築スキルの不足など、社会性の学習をはじめ、子ども達自身の能力を高めることが指導の目標となるのです。
具体的には、家庭においては生活の安定と自律を促す対話を通じて、自尊心や自己肯定感を高めることが出来ます。それによって主体性が養われ、自分の意見を持ち、流行に流されない力が身に付くのです。
学校では情報社会の基礎となる情報の読み解きや知識面の学習ができます。そして、地域では実体験を通じて信頼関係や多様性の理解など、子どもの社会をサポートしながら対人スキルや人格形成を実体験ベースで構築することが望まれます。
もちろん、具体的に行動に移すのは容易ではありません。大切なことは、ケータイを使う為の指導にこだわらず、ケータイを持つに相応しい人材の育成という大枠で指導法を考えることです。なぜなら、子ども達はケータイを使う為に生きるのではなく、自分のためにケータイを使うべきだからです。何の為のケータイなのかを考える事ができ、自己コントロールと正しい目的意識(動機)を持つことが、ケータイを持つ条件なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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